前回のヨーロッパGPの最終ラップでマクラーレンのライコネンがタイヤの振動によりサスペンションを壊し,あわや他車を巻き込む事故になるところだったが,その件でFIA会長であるマックス・モズレーが各チームとタイヤメーカーに「そんな時は勇気を持ってレースから撤退しろ」と指導したらしい。記事は"こちら"。
う~む,これもどうかなぁと思ってしまう。単なる責任の押しつけのような気がする。安全性などを含めたレギュレーション(ルール)が用意された上でのことなら理解できるけど,レギュレーションに危険性が含まれている上でチームやタイヤメーカーの判断でどうこうしろってことなのね。これで事故が起きたらFIAは「交換しろといったのに」って言うわけでしょ。きっと。
スカパーのF1ニュースで川井ちゃんが言ってたけど,現在レース中にタイヤ交換をした場合,理由は何であれスチュワードが1分間のペナルティを審議することになっているらしい。これは故意にフラットスポットを作ってタイヤ交換をすることも考えられるためとか。これもどうかと思う。フラットスポットを作ったのはドライバーの責任だとしても,タイヤ交換のためにピットインする時間,タイヤ交換する時間,さらに下手すると1分間のペナルティが加算される。これで「さ~こっから追い上げだ!!」みたいな気になるかな?と。
個人的にはフリー走行から決勝まで,せめて2セットタイヤを使えるようにして欲しい。1セットだと前回のようなトラブルが出たときに対応できるし,タイヤ自体のグリップ力も付いて今まで以上にバトルを見られそうだし,ピット作戦の使いどころもある(タイヤ交換なしで行けたりと)。あぁこれだとバトルは減るかな……難しいですな。
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