昨年はコンストラクターズ2位だったのに，今年はビリを独走中のBARホンダ。未だに2台とも完走していない最悪の状況でしたが，空力パーツ，エンジンの見直しやらで微妙に復活してきた感じ。予選もバトン2列目，琢磨3列目と，やっと去年後半の定位置に戻ってきた感じ。ただルノー，マクラーレンに比べると，まだまだ力不足ですな。

　スタート直後にトゥルーリを牽制しにいったウェバーと琢磨のバトルがドキドキもの。一度抜いたウェバーに抜かれたりと，タイヤ触れるなよぉ～～とか熱くなってみる。ライコネン，アロンソ，バトン以降はトゥルーリが完全に蓋をしちゃった感じでしたな。国際放送も"行くかも"と分かっていたのか，しきりに琢磨を映してる……再び琢磨がウェバーにアタック!!。無事に抜いた時は一人盛り上がり状態。3位かなぁとか思ってたら，後ろからガンガン追い上げてきたミハエルと，2回目の給油を遅らせたブルツに前にたたれて順位変わらずでガッカリ。トゥルーリに蓋されている時に早めに給油すりゃよかったのになぁと思ってみたり。だって給油してもトゥルーリ軍団よりは速く走れたでしょうに。

　それにしてもミハエル……恐るべし。予選失敗で13番手スタートだったのに22秒台を連発。21秒台なんてファステストまで出してきてる。残り10数周のところでトップを走るアロンソに追いついて，最近のF1では減ってきたラスト直前の2台のバトル。いや～イモラは抜けないですなぁ。MotoGP開幕戦のような"微妙"で熱いバトルを期待したんだけど，アロンソもミスなく3連勝でゴールっすか。相変わらず眉毛が太いっすね。

　終わってみればしっかりバトンが3位に入って表彰台。琢磨も5位キープで無事にポイントゲット。2台完走，2台ポイントゲットでBARホンダとしては「頑張った!!」というところでしょうか。次のバルセロナも期待してるけど，今回使ったエンジンを使うので耐久性が心配ですな。